6月になりましたが、
札幌の天気はすぐれず、特に運動会やよさこいのある週末は雨が続き、なかなか気温も上がってきません。そのせいか例年に比べ風邪の患者さんが多く、爽やかな筈の北海道の春は過ぎようとしています。
そんな中、先日、暖かい愛知県知多半島に行ってきました。気温は27度、快晴でとても過ごしやすく、まるで北海道の初夏のような陽気でした。知多半島は中部国際空港のある半島で、空港から時計回りに一周してきました。知多半島の南はほぼ南国で、そこかしこにヤシの木が生えていて、まるでハワイのようなビーチもあり、日焼けをしている人、マリンスポーツやビーチバレーをしている人など、既に夏が始まっていました。
常滑市という街の海岸線を走っていたところ、「盛田味の館」という地味ですが蔵屋敷のような味噌・醤油屋さんを見つけたので入ってみると、見覚えのあるおじさんがウォークマンを持って微笑んでいる大きなパネル写真が出迎えてくれました。世界のソニーの創始者、盛田昭夫さんその人でした。たまたま入ったお店が盛田さんの実家である幸運に感謝し、奥にあった博物館ブースを覗いてみました。するとマイケル・ジャクソンやミッテラン大統領、エリツィン大統領、クリントン大統領やヒラリー夫人、パパブッシュやサッチャー首相などそうそうたる顔ぶれの歴史上の人物と一緒の写真が飾られており、今さらながら盛田さんの偉大さを感じ入り、また日本人として誇らしく感じました。特に印象に残ったのは、盛田さんがニューヨークで使っていたという車のナンバー「AKM15」でした。これは昭夫久左衛門盛田の略で、15は盛田家第15代当主の意味だそうです。私もこのようなナンバーを貰って往診したいものだなあと思いました。目下ミドルネームを考え中です。
本で読んだことですが、盛田さんは晩年病床で最後の時を迎えた時、奥様に「何かして貰いたいことはない?」と聞かれ、最後の願いを伝えたそうです。それ聞いた奥様は、黙って優しく盛田さんをおんぶして病院を散歩したそうです。世界の盛田氏も、最後は人の温もりを求めたと知って、人にとって本当に大事なものは何なのかを教えられた気がしました。
6月17日(土)に第22回ごう内科アフタヌーンコンサートがあります。今回は、広島は尾道から3回目の登場のクラリネット奏者、瀬戸信行さんと、初登場のギタリスト山田やーそ裕さんをお迎えして世界各国の音楽を聴かせていただきます。ぜひお見逃しなく!
雨のヨサコイも終わりを告げ、いよいよ札幌祭りが始まります。子供達も楽しみにしておりますので、そろそろお天道様には微笑んでいただきたいものです。私の自宅のソーラーパネルにも働いて貰わないと、私も困ります。幸いしばらくは天気が良いようですので、今度こそ、北海道の気持ちの良い初夏を楽しみましょう。
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