9月になりました。

8月は暑い日が続き、夏バテになりかけている方を多く見かけましたが、ようやく暑さのピークも過ぎて、夜は過ごしやすくなってきましたね。一方で、今年は北海道に多くの台風が上陸し、50年に1度の大災害と言われ、道央や道東に深い爪痕を残しております。私の知人の先生も被害に遭われ、未だ診療を再開できていないと聞いております。自然災害はもはや身近に迫ってきており、他人事ではないことを実感するこの頃です。被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復興を願っております。
先日東京で音楽とスポーツの融合イベントの「音で広げる卓球」に参加してきました。音楽からは札響の主席演奏者でバイオリニストの大平まゆみさん、ピアニストの佐藤勝重さん、スポーツからは北京五輪卓球女子監督の近藤欽司さん、全日本女子ダブルスチャンピオンペアの天野優選手・中島美早希選手が出演されました。私は、ソプラノ歌手の私の娘が参加させていただくご縁と、私が卓球プレーヤーであることを主催者が知って、私にも声をかけていただき、イベントのお手伝いをさせていただきました。イベントのクライマックスは、大平さんの演奏に合わせて天野・中島選手がテンポの良いラリーを展開し、曲の終わりに合わせスマッシュを決めるという、音楽とスポーツが見事に融合したすばらしいイベントでした。こうして一見華やかに行われた会ですが、実はこのイベントは東北大震災のチャリティーイベントとして行われたものでした。つまり出演者は全てボランティアで、会場の方々から募金を集め、被災者、特に子供の未来のために役立てる趣旨であることを聞いて、大変感銘を受けました。そしてそこには東北大震災だけではなく、阪神淡路大震災の被災者を支援している代表の方も招かれておりました。私は、恥ずかしながら、阪神淡路大震災は復興したものと思っておりましたが、実はまだ仮設住宅に住む方がおられ、震災はまだ終わっていないんだということを知りました。卓球の近藤欽司監督は、忙しい傍ら、被災地の小学校に赴き、子供達に卓球教室を展開しており、福原愛ちゃんや水谷選手の話を聞かせ、子供達に希望を与える活動をされていると聞きました。災害はいつ自分の元を訪れるかわかりません。災害は多くの希望を奪います。しかしこうした地道な活動が、きっと新たな希望を生み、新しい未来を作っていくのではないかと感じました。
去る8/31にごう内科アフタヌーンコンサートでブラジル音楽バンドを招きました。リオデジャネイロの風を感じる素敵なコンサートでした。そして今週からはいよいよパラリンピックが始まります。当クリニックの患者さんの関係者も参加されます。新たな希望に向かって頑張る全ての選手を応援したいと思います。日中の寒暖差が大きくなり、風邪の患者さんが増えてきました。夜は暖かくし、体を冷やさないよう、喉を痛めないよう気をつけてお過ごし下さい。
写真は、美々川河口から見たウトナイ湖です。空と湖面が鏡面体となり、幻想的な風景が見られます。北海道のウユニ塩湖だと私は思っています。
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