4月になり新年度が始まりました。

街から急速に雪の姿が消え、家々の花壇には、クロッカスなどの春の花が顔を覗かせ始めました。いよいよ待ちに待った春の到来です。
先日用事で京都に行ってきました。3月は中旬あたりに暖気が続き、桜の開花が例年より2週間早いという予想があったため、京都の満開の桜を期待して行きましたが、残念ながらその後気温が下がり、1〜2分咲きでした。しかしそれでも一足早い桜と梅、そして木蓮などを楽しむことができました。時間がなく、ゆっくりお寺まわりはできませんでしたが、それでもたくさん写真をとってきましたので、掲示板で紹介したいと思います。その中で今回印象に残ったことが2つあります。
1つは伏見稲荷神社です。ここは最近外国人が選ぶ京都で最も人気のある名所になっているそうです。朱色の鳥居が無数に立ち並ぶその回廊はなんともエキゾチックで、歩いていると異空間に吸い込まれそうな感覚にとらわれます。聞くところによると、平安時代から各時代の名士から神社に志納され続け、ついには神社の敷地にある山の山頂まで延々と続く長さになってしまったそうです。実は、札幌にも伏見神社という鳥居が並び立つ神社がありますが、なんとこの京都の伏見稲荷神社と関係があるそうです。私は高校時代ハンドボールをやっておりましたが、トレーニングで時々伏見神社の鳥居のアーチを駆け上ったものです。札幌と京都、不思議な縁があるものですね。
2つめは、竹林の美しさです。今回は嵐山に行くことは出来ませんでしたが、青蓮院という最澄が建立したお寺の境内に立派な竹林があり、その美しさに息を飲みました。その勢いで、おみくじ発祥の寺とも言われるこの青蓮院でおみくじを引いたのですが、なんとそれが凶だったのです。このショックは計り知れず、しばらく境内の椅子に呆然と横たわっておりましたが、気を取り直して隣の八坂神社で再びおみくじを引いたところなんとか末吉が出て、心慰められました。しかしその後も心に引っかかるものがあり、家族に話したところ、娘に「今が凶ならこの先悪くないんじゃない?」と言われ、確かにそうだと合点がいきました。しかしその言葉は、前日に凶を引いた娘に私が言った言葉なのです。慰めというものは、自分でするのは難しく、やはり人からされる方が効くようです。
風邪は大分へりつつありますが、B型インフルエンザがまだちらほら散見されます。発熱されている方は検査をお勧めします。また3月中旬から既にハンノキの花粉の飛散が確認されております。4月末になるとシラカバ花粉が本格化しますので、花粉症をお持ちの方は早めの治療をお勧めします。爽やかな北海道の春を楽しみましょう。
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