2月になりました。

暦の上では立春を迎えたので、先日、野幌森林公園に春を探しに歩くスキーに出かけましたが、残念ながら春の「は」の字も見つけることができませんでした。それもそのはずで、札幌は今週から雪祭りが開幕し、寒さは今がピーク。春の息吹はもう少しのお預けというところでしょうか。
先月は平和について書かせていただきました。その矢先に中東で日本人2名の痛ましい事件がありました。そのうちの一人、ジャーナリストの後藤健二さんは、中東やアフリカで戦争に巻き込まれ故郷を追われて困窮する難民の姿を世界に発信し、常に弱い立場の方達に寄り添っていたそうです。それなのに彼は無事に帰ってくることはできませんでした。先月私は広島の平和記念館で原爆の恐ろしさ、戦争の恐ろしさを垣間見ました。世界各国の歴代の首脳達も「二度とこうした悲劇を繰り返してはいけない」という旨のメッセージを残していました。しかし、私たちの世界は、未だ争いに満ちています。これはどうしたことでしょうか?
先日、印象深い動画をユーチューブで見ました。赤平市にある植松電気社長の植松努氏の講演です。植松氏はロケットや人工衛星作成の他に、日本で唯一無重力の実験装置を作る会社を経営しています。彼は言いました。「どうせ無理」という言葉は人々の希望を奪う恐ろしい言葉だと。そして言いました。「だったらこうしたみたら?」と言う言葉が世界を救うのではないかと。
奇しくも両氏はいずれも私と同い年です。難民キャンプの人々は後藤さんを見てかすかな希望を感じたことでしょう。そして助けに来た同胞を見た湯川さんもかすかな希望と安らぎを感じたかもしれません。失われる希望よりもたくさんの希望を与えようする両氏に多くのことを考えさせられました。
そして春はもうそこまで来ています。暖かい春を心待ちにしつつ、風邪を引かぬよう、保温、保湿、うがい、手洗いをしながら、寒いですが、美しい北海道の冬を楽しみながら健やかに過ごしましょう。
写真は野幌森林公園の夕景です。日が長くなり、午後5時ころまで明るくなってきましたね。
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