院長あいさつ

 

5月あいさつ(2020年)
 5月になり、山ではカタクリやエゾエンゴサク、福寿草などの春を告げる野草が次々と花開き、と同時にそこかしこで桜が満開となり街を明るく染めてくれています。しかし、それらを愛でる人達はまばらです。緊急事態宣言が発令されているからです。

 現在、多くの国民が健康面と経済面両方に大きな不安を抱いています。カビや虫がついたマスクが送られて来て更に気が滅入った方もいらっしゃることでしょう。テレビをつければ、悲観的な話題のオンパレードで、コロナ鬱やコロナ離婚などネガティブな雰囲気が蔓延しています。しかし、私は、敢えてこの時期に、希望的な観測を述べてみたいと思います。

 まずは医療についてです。現在コロナに有効であるとされている薬には、アビガンとオルベスコ、アクテムラ、イベルメクチン、レムデシビルなどがあります。このうちアビガンは富士フィルム、オルベスコはTEIJIN、アクテムラは中外製薬、イベルメクチンは科研製薬の薬で、いずれも日本の製薬会社です。つまり、政治が決断さえすれば、私達日本国民は真っ先にこれらの治療を受けることができるのです。このような国は日本だけで、大変恵まれた状況にあります。無策続きの日本ですが、遅ればせながらようやくアビガンの承認を求める声明をだしました。さらに、武田製薬は年内にも血漿療法剤をリリースする予定で、同じ頃にワクチンも完成すると言われています。希望は常にあるのです。

 経済については、命を守るという観点から、一人あたり10万円の支給は評価できます。ただし、命を守るには1回だけでは不十分で、治療と予防の目処がつくであろう、年末までの連続した支給が必要と考えます。つまり5月から12月までの8ヶ月間、1人80万円ですから全国民だと96兆円が必要です。これは一般会計の年度予算に相当する額です。しかし、そもそも毎年40-50兆円の赤字国債を頻発しているのですから、この緊急時においては国民を守る上で、非常識な額ではない筈です。私達は納税の義務を果たしている訳ですから、それに見合う権利を主張しても良いのではないでしょうか。

 集団的IQという言葉があります。日本には、素晴らしい人材がたくさんいます。ところが、集団になると、何故か愚かな選択をしてしまう。それは集団的IQが低いからです。愚かなライオンに率いられる賢い羊のようです。今回、女性宰相のいる国々は軒並み被害が少ない傾向にあるそうです。女性だから命を守る政策をした?私はそれだけではないと思っています。そもそも女性がリーダーになるには男性の2倍努力するか能力がないとなれないのだそうです。つまり2倍優秀なのです。彼女達こそ、賢く心やさしいライオンなのです。

 写真は、真駒内公園のカタクリです。春風にそよぐ美しい姿が印象的でした。


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