院長あいさつ

 

12月あいさつ(2017年)
 昨年ほどではありませんが、今年も11月末から雪が降り続け、12月初旬には早くも根雪になってしまった模様です。いよいよ除雪シーズンの始まりです。そして師走に向けて、忘年会やクリスマス、年賀状、大掃除と忙しくなりますね。

 今年を振り返ると実に驚くことがたくさんありました。一番驚いたのはあのアメリカ合衆国大統領にトランプ氏が選ばれたことです。あれだけの暴言、誹謗中傷を繰り返していた人物が本当に大統領になってしまうとは、最初に聞いたときは冗談かと思い、失礼ながらアメリカ人の方達はどうかしてしまったのかなと思ってしまいました。しかしアメリカ人の友人に、国内にある色々な問題、経緯を教えて貰った後は、トランプ氏が大統領になったのは決して偶然ではないということがわかりました。そして、もう一つ驚いたことは、北朝鮮のミサイルが北海道上空を通過したことです。このためJアラートが鳴り響く事が数日あり、戦時中というのはこういうものかという感覚を抱きました。もし日本を狙ったものであるなら、Jアラートが鳴ってから数分で着弾するそうです。自分の子供達に、数分で地下に避難するよう伝えましたが、そういった状況に置かれている私達の現実に、ただただ愕然とするしかありません。こうした危機的な国際情勢を抱える国難をまさに今年から来年にかけて迎える訳ですが、当該国の指導者には賢明な選択をして貰うよう切に願わずにはいられません。

 そして、私達の医療と介護も新時代を迎えようとしています。医療制度改定で、スマートホンなどによるオンライン診療が議論されています。これが実現すると、病院に来ることなしにスマホのテレビ電話で医師と話し、診察が完了するというものです。当然、聴診、触診はできず、問診だけになるので、これでちゃんとした診療が成り立つのかという本質的な問題がありますが、国は実現に前のめりになっています。そして数年後にはAIを医療現場に実装する予定とされており、医療の現場のこれまでのあり方が全く違うものになるでしょう。そして、ロボット技術も想像を超えて進歩しております。今やロボットが空中をバク転する時代となっており、間もなくAIを搭載した人間より賢く、人間よりも運動能力に優れたロボットが登場するでしょう。そうすると医療ばかりでなく介護の現場も一新されるに違いありません。良いこともたくさんあると思いますが、個人的にはスターウォーズの戦闘ドロイドを思い浮かべてしまいました。

 時代の進み方がかつてなく速く感じます。しかし、主役はやはりヒトであることには変わりません。ごう内科はヒトとヒトとのつながりを大切にし、「医療と介護が協力し、地域の方々の健康と生活に貢献する」という使命のもと、変化する時代に合わせながら来年も頑張りたいと思います。皆様、良いお年をお迎えください。

 写真は、京都は金戒光明寺庭園です。


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