院長あいさつ

 

8月あいさつ(2016年)
 8月になりました。7月は天気がすぐれず気温も上がらず今年は夏が来ないのでは、と思った北海道ですが、遅ればせながら暑い夏がやってきました。

 暑い夏とともにリオデジャネイロオリンピックでは熱い戦いが繰り広げられています。ここまでの日本は過去のオリンピックと比べても絶好調でメダルラッシュに湧いています。特に感慨深いのは、体操ニッポンの復活です。私が子供の頃の1970年代、体操といえば日本は具志堅、森末が活躍し、中国やロシアと肩を並べる強豪国で、体操と言えば日本のお家芸、子供心に誇らしげに感じたものでした。ところが、その後長い間低迷が続き、体操への期待は薄れるばかりでした。しかし、体操ニッポンは一人の天才の出現により復活ののろしを上げます。2004年アテネオリンピック、男子団体で日本のエース冨田洋之が、鉄棒で「栄光への架け橋」で有名となった新月面宙返りを決め、28年ぶりの金メダルを日本にもたらしました。冨田は長らく日本の絶対的エースとしてチームを引っ張り、2008年の北京オリンピックを最後に引退、体操ニッポンも再び凋落か、と思われたその時、史上最高と言われる選手が後に続いていました。内村航平はロンドンに続き今回のリオでも個人総合で連覇、また団体でも主将としてチームを金メダルに導きました。試合後、意地悪な記者から「審判からひいきされていたのでは?」という質問がありました。これに憮然として答えたのは、内村本人ではなく、2位になったウクライナのオレグ・ベルニャエフでした。「史上最高の選手である航平さんに、そんな無駄な質問はしないでください」。この金メダルが、いかに価値の高いものだったかを象徴するようなシーンでした。そしてそんなオレグ選手にも素晴らしい未来が待っていることでしょう。

 暑さ寒さも彼岸まで、と言われるとおり、まだまだ暑い日が続きます。熱中症に対しては、水分と塩分補給、十分な休養、室内を涼しくするなどの対策を取り、元気で4年に1度のオリンピック、パラリンピックを楽しみましょう。

 写真は、道東根室近くの風蓮湖の夕景です。道東特有の湿原が織りなす風景は、圧倒的な美しさでした。


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