3月になりました。

今年は雪が少なく、このまま春が来るかと思いきや、連日の大雪で冬に逆戻り・・・かと思いきや雨と気温上昇で雪解けが進む、というめまぐるしい展開になっております。しかし、そろそろ雪かきから開放されそうなのは確かなようです。
先日マレーシアで世界卓球がありました。日本は男女ともに決勝に進出、男子にとっては39年ぶり、そして男女ともに決勝に進んだのは41年ぶりだったそうです。39年前と言えば私がまだ小学校低学年の頃。当時の記憶では、確かに日本の卓球は世界トップレベルで、シングルスでも小野誠治氏が世界チャンピオンとして君臨していた時代で、子供心に誇らしく思ったものです。実際私もその頃卓球を始めています。当時の日本は卓球王国で、当時の繁栄が卓球人口の広がりを作ったのだと思われます。「温泉卓球」と言われるほど、日本人にとっては娯楽であり身近なスポーツになったのです。しかしその後、日本は世界の潮流から取り残され、長い低迷期に入ります。私も中学、そして大学と卓球部でしたが、ずっと「根暗なスポーツ」というイメージがあったと思います。ところが、今から15年前、ついにスターが現れたのです。それが「愛ちゃん」こと福原愛です。彼女は愛くるしいだけでなく、実力を兼ね備えていました。本場中国リーグの武者修行を経て、本大会では世界ランク4位で日本のキャプテンとして戦ったのです。日本卓球連盟も2000年あたりから卓球アカデミーを創設し、小学校から卓球エリートを育ててきました。その1期生が今回世界ランク6位で男子チームのキャプテンを務めた水谷隼です。今回出場した選手のほとんどはこうした日本卓球界挙げての強化プランの成果と言えるでしょう。テレビに映される、恐らく連盟の重鎮と思われる年配の方達が顔をくしゃくしゃにして選手に抱きつく様子を見て、彼らの長期に及ぶ苦労と実を結んだ喜びがひしひしと伝わり、感慨深いものがありました。日本を見事復活に導いた福原愛、水谷隼両選手と、彼らを支えた日本卓球連盟の方達を称えたいと思います。そして、私も下手くそながら中年卓球プレーヤーとして、その末席で応援し続けたいと思います。
東京ではもう桜が咲いて、関東から桜前線が始まるようです。いまだインフルエンザの流行は続いており、多くの患者さんがいらっしゃっております。これからは花粉症などのアレルギー疾患も増えることと、気節の変わり目で体調が不安定になる時期です。睡眠と栄養をしっかりとり、体調を整えながら健やかに春を迎えましょう。
写真は、支笏湖付近の七条大滝です。歩くスキーで2km程度でたどりつく隠れた名所です。
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